みなさんは、慢性的な腰痛に悩まされていないでしょうか?
腰痛は日常生活に悪影響があるため、一刻も早く改善したいところですよね。
腰痛の原因として、「姿勢」はとても重要なポイントで、人生の3分の1を占める睡眠時の姿勢は大きな要因となっています。
今回は、姿勢に大きく影響を及ぼす「マットレス」や「敷布団」と腰痛の関係や選び方についてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
体圧分散とは?どんな機能?腰痛対策や睡眠に関係ある?
体圧分散とはそもそも何でしょうか?
一言で述べると「体が一部に集中しないように、体全体に圧を分散させること」です。
体圧分散は、腰痛予防や睡眠にとって重要な機能を果たしているためおすすめです。
体圧分散マットレス&敷布団がおすすめな理由
マットレスや敷布団にもさまざまな種類がありますが、体圧分散マットレスや敷布団がおすすめの理由は「身体や睡眠へのメリットが多いから」です。
日本人は特に、腰痛持ちが多く睡眠時間も十分確保できていない人が数多くいますので、マットレスや敷布団に注意し、腰の負担を減らしたり睡眠の質を上げたりすることは必要不可欠です。
腰痛におけるメリットや効果
- 圧の分散により、腰の負担が減る。
- 適度に寝返りをしやすくなる。
- 本来の体の姿勢を保つことができる。
腰痛の観点では、以上のようなメリットがあります。
人の身体は「首と腰の骨」が前に、背中(腰以外の背骨)とお尻にある骨は後ろに湾曲する「S字」の形になっています。
そのまま仰向けで寝ると、後ろに湾曲している背中やお尻に圧が集中し、首や腰は少し浮き骨や筋肉に負担がかかってしまいます。
体圧分散のマットレスや敷布団を使用すると、体に沿って沈み込むため圧が分散する上、S字の形を自然に保ったまま、仰向けで寝ることができます。
本来の姿勢の形を保つことができれば、筋肉も力を発揮できるため寝返りがしやすくなり、結果腰痛予防となります。
肩・首・睡眠にもメリットがある
- 圧の分散により、肩や首の負担が減る。
- 深部温度の緩やかな下降により、睡眠の質が向上する。
腰痛のメリットと同様に肩や首の負担が減るため、朝起きたときに「痛い」「重い」のような症状が起こりにくくなります。
睡眠へのメリットとしては、深部体温の緩やかな下降が起き、睡眠の質が向上することです。
人は深部温度を少しずつ下げることで、体や脳が眠る準備をして睡眠の質を上げています。
体圧分散マットレスや敷布団を使用することで深部体温の緩やかな下降が起こり、良い眠りにつくことができます。
体圧分散マットレス&体圧分散敷布団について詳しく
体圧分散マットレスと体圧分散敷布団は、形状や厚さ、使われている素材、効果が異なります。
それぞれメリット・デメリットがあるので特徴などと合わせて学び、腰痛対策や睡眠の質向上を目指しましょう。
体圧分散マットレスの効果や特徴
敷布団と比較して、厚いものが多いです。
体圧分散機能マットレスは、高反発マットレスと低反発マットレスがあり、使われている素材は綿などの動物性繊維は使われておらず、化学繊維の素材が使われています。
素材によって特徴が変わりますが、共通して言えることは、体圧分散性が高いものは通気性や断熱性(体温を下げる効果)が多少劣り、体分圧性が低めのものは通気性や断熱性が高いという事です。
腰痛のある方には、工夫次第で通気性や断熱性は改善できるため、体圧分散性を優先することをおすすめします。
体圧分散敷布団の効果や特徴
体圧分散マットレスと比較すると、厚さが薄く(約8㎝程度のものが多い)、軽いものが多いのが特徴です。
素材は、綿や羊毛、ポリエステル素材がよく使われていて、綿や羊毛のメリットは吸湿性や通気性が高いところです。
一方、就寝時に汗を吸収することでへたれてしまい、姿勢の崩れが起こり腰痛憎悪に繋がる可能性もあります。
ポリエステルは、綿や羊毛と比較するとへたれにくく耐久性や通気性も高いですが、吸湿性はほとんどないため就寝時の体温が下がりにくい面もあります。
一般的なマットレスや敷布団との違いについて
一般的なマットレスや敷布団の大きな違いは、「体に沿って沈み込む腰や肩、首の負担を減らす」ことと「通気性が低いものが多い」ことになります。
説明してきたように、体の湾曲などに沿って沈む込むため体の負担を減らします。
しかし、体圧分散のものは通気性の低いものが多いため夏には寝苦しいと感じる人も少なくありません。
中には、通気性に優れているものもありますが、通気性が低ければ、冷感マットなどを敷くなど工夫したりすることで対策できます。
体圧分散マットレス&敷布団を選び方
体圧分散マットレスや敷布団を選ぶときは、確実な腰痛対策と睡眠の質向上のため、実際に店頭で「試し寝」をしてチェックしてください。
その際に、チェックするポイントや注意点をご紹介していきたいと思います。
マットレスを選ぶ時のポイントや注意点
- 体圧分散に優れているものを選ぶ。
- 体圧分散機能が良いとされていても、みなさんに柔らかすぎたり硬すぎたりしないか。
- 寝返りしやすいか。
体圧分散機能が優れていると書かれていても、しっかりと自分でチェックしましょう。
体重のある方は、柔らかすぎるものだと沈んでしまい背中が丸くなることによる腰痛が生じる可能性がありますし、逆に硬すぎると、いくら体圧分散機能を備えていても、体のどこかに圧が集中します。
仰向けだけでなく、横向きも試し心地よいと感じるものを選びましょう。
敷布団を選ぶ時のポイントや注意点
- 「底つき」を感じるものは避ける。
- 自分に合ったお手入れができるものを選ぶ。
マットレスの選び方と基本的に変わりませんが、敷布団の場合はさらに以下2つのポイントもチェックしておきましょう。
1つ目は「底つき」を感じる場合があります。
底つき感は体の一部に圧が集中することになるため、腰痛の原因となります。
その場合は、もっと厚めのものを試してみましょう。
2つ目にお手入れの方法として、綿や羊毛などが使われているものは、マットレスと違い毎日天日干しする必要があり手間がかかります。
丸洗いできるものと、できないものもあるので、お手入れ方法が自分のライフスタイルに合っているかもチェックポイントです。
体に合わないマットレスや敷布団における負担やリスク
体に合わないマットレスや敷布団を使うことは、腰痛や肩の痛み、睡眠の質低下のリスクがあります。
睡眠時間は、人生の3分の1を占めると言われているため大切にするべき時間です。
合わないものを使った場合の負担やリスクについて学んでおきましょう。
身体への負担やリスク
人それぞれ、使っているマットレスまたは敷布団の状況や姿勢は異なるため、負担やリスクは異なりますが、「腰痛や肩の痛み」が発生しやすいことは共通しています。
合わないものを使い続けることで、「腰痛や肩の痛み」が憎悪して、しびれなどの神経的な症状も引き起こす可能性があるためできるだけ早めに対策が必要です。
睡眠への負担やリスク
血流の滞りや腰痛、肩の痛み、体温調節がうまくいかないことにより睡眠の質の低下に繋がります。
睡眠の質が落ちることで、日中の活動力が低下するため仕事への影響や生活にも支障が生じます。
先と同様に、できるだけ早く対策をしましょう。
【まとめ】腰痛対策には体圧分散機能がおすすめ!
体圧分散マットレスや敷布団は、体の一部に圧が集中しないよう体全体に分散させることで、腰痛予防・軽減や睡眠の質を向上します。
自分に合ったものを使うと、早い段階で効果を実感することができると思います。
腰痛対策や睡眠の質を上げたいと思う方は、ぜひこの機会に購入してみることをおすすめします。